[ベルリン 22日 ロイター] - ドイツ保健当局は22日、新型コロナウイルスのオミクロン変異株が向こう3週間以内に国内で主流になるとの見方を示し、同変異株に対応したワクチン8000万回分が来年4月もしくは5月に供給されるよう手配したと明らかにした。
ラウターバッハ保健相は記者会見で「オミクロン株への対応でブースター接種(追加接種)が最重要となる」と述べた。
ただ、ロベルト・コッホ研究所(RKI)のローター・ヴィーラー所長は、ブースター接種を受けても人との接触を最小限に抑えることが重要と指摘。「クリスマスを契機にオミクロン株の嵐が始まることがあってはならない」と述べた。
ショルツ首相は前日、ワクチン接種済みの人の集まりを最大10人に制限するなどの新たな抑制策を年末までに導入すると発表している。