[ニューヨーク 20日 ロイター] - 米証券取引委員会(SEC)は20日、現物ビットコインETF(上場投資信託)「ファースト・トラスト・スカイブリッジ・ビットコインETFトラスト」の上場申請を却下した。
同ETFは、ホワイトハウスの元広報部長アンソニー・スカラムッチ氏が創設したヘッジファンド、スカイブリッジと、投資顧問会社ファースト・トラスト・アドバイザーが設立。インターコンチネンタル取引所傘下のNYSEアーカ取引所が3月に上場を申請していた。
現物ビットコインETFは手軽にビットコインに投資できる商品で、SECが相次いで上場申請を却下している。
SECは「詐欺や操作を防ぎ、投資家と公共の利益を保護する」ルールを取引所が整備するという条件を満たしていないと説明している。
SECは昨年10月にビットコイン先物ETF2本を承認しており、現物ビットコインETFも近く承認されるのではないかとの期待が浮上していた。だが、SECは昨年11─12月に3本の現物ビットコインETFの申請を却下している。