[東京 31日 ロイター] -
TDKは31日、2022年3月期の連結営業利益見通しを前年比43%増の1600億円へ上方修正すると発表した。自動車向け需要が旺盛なことに加え、電気自動車(EV)化でエレクトロニクス部品の搭載点数が増加していることも、追い風になっているという。
従来予想は1570億円。同社は昨年11月にも業績を上方修正していた。IBESがまとめたアナリスト21人の予測平均値は1565億円。
会見した山西哲司専務(財務担当)の発言要旨は以下の通り。
*足元受注は前年比20%程度増加している
*自動車、スマホ生産台数が供給制約等で伸び悩む状況まだ続く
*EV化等で自動車向け、産業機械向けともに部品搭載点数が増加
*市場のすそ野拡大と認識、来期も堅調推移に期待
*中国寧徳時代新能源科技(CATL)との提携、先週末に各国で独禁法(上の問題)クリアしたと報告受けた
*CATLとの提携、今後ビジネスプラン具体化して契約する