執筆:Dhirendra Tripathi
Investing.com -- 月曜日、ウクライナ情勢を巡るニュースに株式市場は激しく反応した。当初は和やかな内容だったが、次第に懸念が高まり、そして再び安心感が広がった。
ウクライナの大統領は、Facebook (NASDAQ:FB) に水曜日を祝日にするとの内容を投稿し、その日がロシアが軍事行動を開始すると予想される日であることを示唆した。ロシアはウクライナとの国境沿いに13万人以上の軍を集結させている。
しかしその後、Twitter (NYSE:TWTR) での投稿では、大統領のコメントはロシアによる攻撃が決定的であるということを意図したものではなかったと述べている。株価はFacebookへの投稿の前に揺れ動き、投稿直後に大きく下落し、その後の弁解を受けて反発した。
取引時間の前半では、緊張状態を外交的に解決する時間はまだあるとするロシア外相のコメントに話題が集中した。
ウクライナとロシアの対立はここ数日、市場の重荷となっており、金曜日にはダウ工業株30種平均が500ポイント下落した。投資家はまた連邦準備制度理事会(FRB)が予想を上回るスピードで利上げを実施する可能性を検討していることにも注意を払う必要がある。
セントルイス連銀のBullard総裁はCNBCに対し、6月までに100bps(1.00%)の利上げを実施したいとの考えを示した。
明日の市場に影響を与える可能性のある3つの事柄を紹介する。
1. Airbnbの決算発表
Investing.com が追跡するアナリストによると、Airbnb Inc (NASDAQ:ABNB) の第4四半期の14億6000万ドルの売上が見込まれ、1株当たり利益は3セントになると予想されている。
2. Marriottの決算発表
Marriott International Inc (NASDAQ:MAR)は、第4四半期の売上が40億ドル、1株当たりの利益が1ドルになると予想されている。アナリストは、旅行とホスピタリティ活動の回復に関するAirbnbとマリオットの両方の見通しに注目することになるだろう。
3. 生産者物価指数
Investing.comが追跡しているアナリストによると、商品やサービスの卸売価格を示す生産者物価指数は、12月の前月比0.3%に対し、1月はより速いペースで上昇した可能性が高いとみている。当経済指標は米国東部時間午前8時30分に発表される。
食品、エネルギー、貿易を除いたいわゆるコアPPIは、12月と同じ伸び率である前月比0.5%を記録したと推定される。