[東京 9日 ロイター] - トヨタ自動車の豊田章男社長は9日に開いた2022年春闘の第3回労使協議会で、組合側の要求に満額回答で応じると表明した。日産自動車も同様の方針を示した。
トヨタの自社メディアであるトヨタイムズによると、豊田社長は、新型コロナウイルス禍や半導体不足が重なり先が見通せない中での組合員の努力に感謝し「賃金・賞与については、要求通りとする」と述べた。
日産も同日のオンラインレクチャーで、組合からの賃金・賞与の要求について満額回答とする方針を示した。同社の担当者は「(春闘の)回答日の前に方針を出すことできたのは、やはり組合の認識と会社の認識が近かった」と述べた。