[23日 ロイター] - 米アルファベット傘下グーグルは23日、音楽配信大手スポティファイに対し、基本ソフト(OS)アンドロイド上で独自に課金決済することを認める実証実験を行うと発表した。
アプリストア「グーグルプレイ」からスポティファイのアプリをダウンロードした利用者が、スポティファイの独自課金システムかグーグルプレイの決済機能のどちらを使うか選択できるようになる。複数の国を対象にするという。
これまではグーグルプレイの決済機能を使うことが義務付けられ、アプリ開発者からは高い手数料や非競争的とされる慣行に不満の声が上がていた。
スポティファイ以外の少数のアプリ開発者も実証実験に参加し、利用者が課金方法を選択できるようになる。
グーグルはグーグルプレイで配信するアプリ内の課金について、最大30%を手数料として開発者に課している。実証実験に適用する手数料は明らかになっていない。