[ロンドン 30日 ロイター] - ユーロ圏の銀行破綻処理を担う「単一破綻処理委員会(SRB)」のケーニヒ委員長は30日、ウクライナ戦争が欧州連合(EU)の銀行に及ぼす影響は「対処可能」だと述べた。
同委員長は会見で「銀行業界全体を監視しているが、われわれが見る限り一次的な影響は対処可能のようだ」と発言。その上でコモディティー市場が銀行に及ぼす影響を注視する必要があると述べた。
景気減速により、不良債権の水準が増加するとも予想した。
ロシアの最大手行ズベルバンクの欧州事業は、ロシアのウクライナ侵攻後に預金流出に見舞われ、SRBが介入した。