[ニューデリー 1日 ロイター] - インドを訪問中のラブロフ・ロシア外相は1日、当地でジャイシャンカル外相と会談した。
前日には米英高官がインド政府に対し、対ロシア制裁を弱めないよう促したばかり。
ラブロフ氏は会談の冒頭「インドがこの状況を一方的ではなく、事実全体で受け止めていることを評価する」と発言。「われわれはエネルギー、科学技術、宇宙、製薬の分野でプロジェクトを続けていく」と述べた。
ジャイシャンカル氏は、2国間関係は拡大したが、進行中の「困難な国際環境」について、踏み込んだ協議を行う考えを示した。「インドは紛争を対話と外交によって解決することを常に支持してきた」と話した。
ラブロフ氏はモディ首相とも会談する予定。
ロイターの報道によると、制裁によりドル建ての取引が難しいため、貿易を維持するためにルピーとルーブル間の決済システムについて協議する見込み。