執筆:Sam Boughedda
Investing.com – 米連邦準備制度理事会(FRB)が金融引き締めの方針を示したことを受け、株式市場は上昇に転じて木曜日を終えた。
しかし、今月末には大企業の決算発表が予定されているが、春休みの休暇に入る人が多いため、市場はかなり閑散とした期間に入っていく。
このような状況下において、木曜日の米国株式市場が上昇に転じたのは、投資家の押し目買いによるものであったようである。FRBは、早ければ5月に開催される次回の政策会議で、債券購入の縮小を開始する予定である。
アナリストは、第1四半期はハイテク企業にとって好決算になるとみているが、債券の利回り上昇により、投資家の勢いが削がれる可能性があると懸念する。
また、来月にはウォーレン・バフェット氏のBerkshire Hathaway B (NYSE:BRKb)の年次総会が予定されており、2年ぶりに株主との直接の会合が開かれる。このイベントは通常、エンターテイメントやショッピングのイベントもあり、バフェット氏と彼の長年の盟友であるCharlie Munger氏による一般投資家向けの投資アドバイスが織り込まれた、活気あふれるものである。
バフェット氏は最近、保険会社のAlleghany Corporation (NYSE:Y) を116億ドルで買収したばかりだが、水曜日遅くにコンピューター・メーカーのHP Inc (NYSE:HPQ)の株式を11%取得したと発表し、話題を呼んでいる。ひょっとするとオマハの賢人たる同氏がOracle(NYSE:ORCL)を、次の買収対象にする時期がきたのかもしれない。
金曜日の市場に影響を与えると思われる3点を紹介する。
1. 卸売在庫
米国の卸売り在庫の前月比の指標は、金曜日の午前10時(米国東部時間)に発表される。全米の卸売業者が在庫として保有する商品の総額の変化を示す卸売在庫が、前回発表の0.8%を上回る2.1%となるとアナリストは予測している。
2. 原油採掘リグの稼働数
米国の石油製品需要の先行指標とされる原油採掘リグの稼働数は、金曜日の午後1時(米国東部時間)にも発表される予定である。Investing.comのデータによると、前回の集計では531件だった。
3. 議会の休会
バイデン大統領が最高裁判事に指名した初の黒人女性判事となるKetanji Brown Jackson氏を承認した後、議会はいくつかの懸案事項を持ち越したまま休会に入る。その中には、パウエル議長の2期目を含むバイデン氏のFRB指名候補者の承認投票や、木曜日の正午の時点で上院で滞っていたコロナ対策のための予算増額も含まれる。