(表を付けて再送します) [ニューヨーク 14日 ロイター] - (カッコ内は前営業日比)
ダウ工業株30種(ドル) .DJI 終値 16315.19(‐5.88) 前営業日終値 16321.07(‐223.03)
ナスダック総合 .IXIC 終値 4227.17(+13.51) 前営業日終値 4213.66(‐62.58)
S&P総合500種 .SPX 終値 1877.70(+2.96) 前営業日終値 1874.74(‐31.39)
14日の米国株式市場は、ナスダック総合とS&P総合500種が反発したものの、 世界経済への懸念が重しとなり、ダウ工業株30種は4日続落して終了した。 ダウ工業株30種 .DJI は5.88ドル(0.04%)安の1万6315.19ドル 。 ナスダック総合指数 .IXIC は13.51ポイント(0.32%)高の4227.1 7。 S&P総合500種 .SPX は2.96ポイント(0.16%)高の1877.70。 S&P500種は取引時間中に上昇率が1%を超える場面もあったが、引けにかけて 伸び悩み、かろうじてプラス圏を維持した。投資家の間に最近の売りが終息したと安心す るムードはなかった。 エボラ出血熱感染拡大の懸念、世界的な景気悪化による米企業業績への影響、原油安 など一連のマイナス材料が売りを主導する展開となっている。 ロックウェル・グローバル・キャピタルのチーフ・マーケット・エコノミスト、ピー ター・カーディロ氏は「下げが完了していないときの典型的な相場展開だった」と指摘。 「一段安を回避するには、相場が安定し始めて、プラス圏とマイナス圏を行ったり来たり する流れが完全に止まる必要がある」とした。 S&Pエネルギー株指数 .SPNY は原油安と歩調を合わせて下落し、終盤に相場全体 を圧迫した。同指数は6月の高値からの下落率が20.1%に達し、弱気相場に入った。
個別銘柄では、石油・ガス開発のニューフィールド・エクスプロレーション NFX.N が5.7%安とS&P500種で最大の下落率。バイオ医薬品会社のギリアド・サイエン シズ GILD.O も4.2%下げた。 半面、シティグループ C.N は3.1%高。市場予想を上回る四半期決算と11カ国 ・地域でリテール事業から撤退すると発表したことが好感された。デルタ航空 DAL.N も 6.1%上昇した。
BATSグローバル・マーケッツのデータによると、米取引所の合計出来高は約92 億株で、過去5営業日平均の84億を上回った。 騰落銘柄数はニューヨーク証券取引所が上げ1873で下げ1196(比率は1.5 7対1)、ナスダックが上げ1689で下げ1027だった。