[25日 ロイター] - スイスの製薬大手ロシュは25日、サル痘ウイルスを検出する3種類の検査キットを開発したと発表した。通常アフリカ以外では感染が見られない同ウイルスの感染が欧米で広がっていることが背景にある。
世界保健機関(WHO)によると、欧州と北米でこれまでにサル痘ウイルスの感染とその疑いのある症例が200件以上報告されている。
ロシュによると、3種類の検査キットの1つはサル痘、天然痘、牛痘などオルソポックスウイルス属のウイルスを、2つ目はサル痘ウイルスのみを、それぞれ検出する。3つ目は研究者向けで、オルソポックスウイルス属とサル痘の両方のウイルスを検出する。