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ロシア国債「不履行」認定、猶予期間分の利払いされず

発行済 2022-06-02 01:26
更新済 2022-06-02 10:18
© Reuters. 6月1日、世界の主要機関で作るEMEA(欧州・中東・アフリカ)クレジットデリバティブ決定委員会(CDDC)は、4月に期限を迎えたロシア国債の利息約190万ドルが猶予期間内

[ニューヨーク/ロンドン 1日 ロイター] - 世界の主要金融機関で作るEMEA(欧州・中東・アフリカ)クレジットデリバティブ決定委員会(CDDC)は1日、4月に期限を迎えたロシア国債の利息約190万ドルが猶予期間内に支払われなかったことについて「支払い不履行」に相当すると認定した。

これにより、ロシアが約100年ぶりに対外債務不履行(デフォルト)と見なされる可能性が高まった。

ロシア国債は4月4日に満期を迎えたが、満期時の元利金は5月2日まで支払われなかった。

海外の債券保有者は、その間に発生した潜在的利息190万ドルが支払いに含まれなかったことについて「クレジットイベント(信用事由)」に該当するかどうかの判断を求めていた。

CDDCは同事案を巡り、6日に継続協議を行う予定で、クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)の保険料支払い額を決定するためのオークションを設定する可能性がある。

アルジェブリスのグローバル・クレジット・オポチュニティーズ・ファンドのポートフォリオマネジャー、ガブリエレ・フォア氏は、CDS契約上のデフォルトは「決定委員会がクレジットイベントを決議した時点で発生する。それが今回起こった」と指摘。

「かなり少額で、デフォルトの定義は非常に技術的なものだが、5月25日から海外投資家が資金を受け取ることができていないようであれば、デフォルトはすぐにもっと重大なものになるだろう」と語った。

次は6月24日期限の1998年発行債の利払いが焦点となる。

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