(内容を追加しました) [ニューヨーク 15日 ロイター] -
(カッコ内は前営業日比)
ダウ工業株30種(ドル) .DJI 終値(非公式) 17180.84(‐99.99) 前営業日終値 17280.83(‐315.51)
ナスダック総合 .IXIC 終値(非公式) 4605.16(‐48.44) 前営業日終値 4653.60(‐54.56)
S&P総合500種 .SPX 終値(非公式) 1989.63(‐12.70) 前営業日終値 2002.33(‐33.00)
15日の米国株式市場は不安定な展開となる中、続落して終えた。原油相場が下げ止 まらず、世界的な需要の弱さをめぐる懸念が高まった。 BB&Tウエルス・マネジメントのシニアバイスプレジデント、バッキー・ヘルウィ グ氏は「世界的な需要減退、そしてそれが世界の経済成長にどうつながっていくかが投資 家にとって心配の種だ」と指摘した。
ダウ工業株30種 .DJI は99.99ドル(0.58%)安の1万7180.84ド ル。 ナスダック総合指数 .IXIC は48.44ポイント(1.04%)安の4605.1 6。 S&P総合500種 .SPX は12.70ポイント(0.63%)安の1989.63 。
主要3指数は朝方にそろって反発したものの、その後は原油安が嫌気され、マイナス 圏で推移。米原油先物価格は1バレル=55.91ドルと、5年7カ月ぶりの安値で引け た。 この日発表された11月の米鉱工業生産は堅調だったが、12月ニューヨーク州製造 業景況指数が約2年ぶりのマイナスとなり、市場心理を冷やした。 アマゾン・ドット・コム AMZN.O は0.4%下げた。ドイツの同社倉庫従業員が賃上 げと待遇改善を求めてストライキを開始した。 ペット関連用品チェーンのペットスマート PETM.O は4.2%上昇。同社はBCパー トナーズが率いる投資家連合に身売りすることで合意した。 S&Pエネルギー株指数は上下に振れる展開だったが、結局は0.7%安となった。 この日下げが最もきつかったのは公益と金融で、JPモルガン・チェース JPM.N は1. 5%下落した。 BATSグローバル・マーケッツのデータによると、米取引所の合計出来高は約84 億株で、過去5営業日平均の74億株を上回った。 騰落銘柄数はニューヨーク証券取引所が下げ2354で上げ749(比率は3.14 対1)、ナスダックは下げ1962で上げ790(2.48対1)だった。