[北京 20日 ロイター] - 中国のプラットフォームの調査によると、6月18日に向けて開催されたネット商戦「618」では高級家電やキャンプ用品が人気を集めた。新型コロナウイルス対策の行動規制によるライフスタイルの変化がうかがえた。
618上海を含め複数の都市が新型コロナのロックダウン(都市封鎖)で打撃を受けて以来初めて開催されたショッピングイベント。
上海では今も在宅が求められるなど中国の消費は依然弱い。5月の小売売上高は前年比6.7%減少、4月は11.1%減少だった。
商戦期間中のJDドットコム(京東商城)の売上高は3793億元(567億4000万ドル)で伸び率は過去最低だった。ロックダウンの影響と景気減速が消費に大きな影響を与えていることが明らかになった。
アリババ・グループは、イタリアの高級コーヒーマシン「ラ・マルゾッコ」の販売が618イベントの初日に前年の6倍になったと明らかにした。
キャンプ用品やアウトドアグッズの販売も大幅に増えた。2年にわたるコロナ規制に苦しんだ都会の住人の間でアウトドアの人気が高まっていることが背景。