[台北 27日 ロイター] - 関係筋によると、ロシアのユーロ債を保有する台湾の一部投資家は5月27日が期限だった利息の支払いを受けなかった。支払い猶予期間が6月26日に終了しており、ロシアが主要な外貨建て国債で初めてデフォルト(債務不履行)に陥る見通しとなった。
5月27日が支払い期日だったのは2036年満期ユーロ建て債の利息2900万ドルと26年満期ドル建て債の利息7100万ドル。
関係筋によると、問題の債券はルーブルでの支払いも認める条項が付与されていない。
ロシアはウクライナ侵攻を受けた西側の制裁で外貨建て債務の履行が厳しくなっている。
プーチン大統領は22日、外貨建て債務履行に向けた一時的な手続きを確立する法令に署名。政府がユーロ債の支払いを処理する銀行を選ぶ期間を10日間設けた。