[28日 ロイター] - 仏ミシュランとフィンランドのノキアンタイヤは、西側のタイヤメーカーとして初めてロシアから撤退する。
ミシュランはロシア事業を年内に現地経営陣が運営する新会社に売却する。同社はロシアのウクライナ侵攻とそれに伴う対ロシア制裁でサプライチェーンの問題に見舞われ、3月中旬にロシアでの生産活動を停止していた。「生産再開は技術的に不可能」と表明した。
ロシア事業のバランスシート上のエクスポージャーは2億5000万ユーロ(2億6500万ドル)。事業移管の財務ガイダンスへの影響はないという。
ノキアンも、同社最大の工場があるロシアから「管理された撤退」を進める計画を発表した。第2・四半期に約3億ユーロの費用を計上する。