サイバーマンデー特売。最大60%引きInvestingPro特別セールを請求する

ASIAN STARは22年12月期1Q赤字だが通期黒字転換予想

発行済 2022-07-15 08:54
更新済 2022-07-15 09:05
© Reuters.  ASIAN STARは22年12月期1Q赤字だが通期黒字転換予想

(決算速報)

 ASIAN STAR(エイシアンスター)<8946>(東証スタンダード)は7月14日の取引時間中に、中国・上海のロックダウンの影響で延期していた22年12月期第1四半期連結業績を発表した。前年同期に戸建および中古マンションの引き渡しが多数あった反動や、コロナ禍の影響による収益性低下などで減収・赤字だった。通期は収益不動産売却などで黒字転換予想としている。収益改善基調を期待したい。株価は反発力が鈍く安値圏の小幅レンジでモミ合う形だが下値固め完了感を強めている。出直りを期待したい。

■21年12月期1Q赤字だが通期黒字転換予想

 22年12月期第1四半期の連結業績は、売上高が前年同期比31.3%減の4億03百万円、営業利益が34百万円の赤字(前年同期は2百万円の赤字)、経常利益が31百万円の赤字(同3百万円の黒字)、親会社株主帰属四半期純利益が42百万円の赤字(同9百万円の赤字)だった。

 前年同期に戸建および中古マンションの引き渡しが多数あった反動や、コロナ禍の影響による収益性低下などで減収・赤字だった。セグメント別利益(全社費用等調整前営業利益)は、不動産販売事業が売上件数減少で8百万円の赤字(前年同期は5百万円の黒字)、不動産管理事業が中国におけるコロナ禍の影響で41.5%減の14百万円、不動産賃貸事業が収益性改善で1.5%増の23百万円、不動産仲介事業がコロナ禍の影響で51.9%減の18百万円だった。

 通期連結業績予想は据え置いて、売上高が21年12月期比35.2%増の34億39百万円、営業利益が1億10百万円の黒字(21年12月期は3百万円の赤字)、経常利益が1億11百万円の黒字(同4百万円の黒字)、親会社株主帰属当期純利益が69百万円の黒字(同21百万円の赤字)としている。収益不動産売却などで黒字転換予想としている。

 不動産販売事業においては戸建開発にとどまらず、土地やマンションの買取再販の件数増加を目指し、収益不動産やその他事業用地売却によって売上・利益の上乗せを図る。中国事業においては、政府による不動産取引抑制施策の緩和を見込み、仲介件数と管理受託件数の増加を図るとしている。収益改善基調を期待したい。

■株価は下値固め完了

 株価は反発力が鈍く安値圏の小幅レンジでモミ合う形だが下値固め完了感を強めている。出直りを期待したい。7月14日の終値は79円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS3円62銭で算出)は約22倍、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS84円86銭で算出)は約0.9倍、時価総額は約15億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます