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米国株式市場=下落、ウォルマート業績予想受け小売株売られる

発行済 2022-07-27 05:21
更新済 2022-07-27 07:00
© Reuters. 米国株式市場は急落して取引を終えた。米小売大手ウォルマートが25日、通年の利益見通しを下方修正したことを受け、小売り関連株が売られた。また、コンファレンス・ボード(CB)

[ニューヨーク 26日 ロイター] - 米国株式市場は下落して取引を終えた。小売大手ウォルマートが25日、通年の利益見通しを下方修正したことを受け、小売り関連株が売られた。また、コンファレンス・ボード(CB)が26日発表した7月の消費者信頼感指数が約1年半ぶりの低水準を記録したことも重しとなった。

ウォルマートは7.6%安。同社は見通し下方修正について、食料品と燃料の価格上昇を背景に消費者が一般商品を買い控えるようになったほか、これを受けて同社が実施した衣料品や一般商品の値下げが響いたと説明した。

ディスカウント大手ターゲットは3.6%安。アマゾン・ドット・コムは5.2%安。S&P500小売株指数4.2%下落した。

CBの7月消費者信頼感指数は95.7と前月から2.7ポイント低下し、2021年2月以来の低水準となった。インフレと金利上昇への懸念が根強い中、第3・四半期初めの経済成長鈍化を示唆した。

スパータン・キャピタル・セキュリティーズのチーフ市場エコノミスト、ピーター・カーディロ氏は「きょう決算を発表した企業の大半は業績が予想を上回ったが見通しに関する警告もあり、市場はそこに注目している」と指摘した。

アマゾンは25日、欧州で有料会員「プライム」の年会費を最大43%引き上げると発表した。同社株の下落はナスダック総合とS&P総合500種を圧迫した。S&P主要セクターでは一般消費財が3.3%安と下げを主導した。

26─27日開催の連邦公開市場委員会(FOMC)ではインフレ抑制に向け75ベーシスポイント(bp)の利上げが決定される見通し。

この日はグーグルの持ち株会社アルファベットやマイクロソフトが引け後に決算を発表。マイクロソフトは時間外取引で0.5%下落、アルファベットは3%上昇した。通常取引終値はそれぞれ2.7%安、2.3%安だった。

飲料大手コカ・コーラは通常取引で1.6%上昇。通期売上高見通しを上方修正したことが好感された。ファストフードチェーン大手マクドナルドも2.7%上昇。四半期決算が予想を上回った。

複合企業スリーエム(3M)は4.9%高。ヘルスケア事業のスピンオフ(分離・独立)計画を発表した。売上高と利益が予想を上回ったゼネラル・エレクトリック(GE)も4.6%値上がりした。

米取引所の合算出来高は96億株。直近20営業日の平均は109億3000万株だった。

ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を1.73対1の比率で上回った。ナスダックでは1.72対1で値下がり銘柄数が多かった。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 31761.54 -228.50 -0.71 31950.04 31950.0 31705.36

4

前営業日終値 31990.04

ナスダック総合 11562.58 -220.09 -1.87 11701.53 11711.3 11533.37

1

前営業日終値 11782.67

S&P総合500種 3921.05 -45.79 -1.15 3953.22 3953.22 3910.74

前営業日終値 3966.84

ダウ輸送株20種 13614.14 -251.47 -1.81

ダウ公共株15種 982.43 +7.68 +0.79

フィラデルフィア半導体 2778.96 -46.08 -1.63

VIX指数 24.69 +1.33 +5.69

S&P一般消費財 1164.09 -39.79 -3.31

S&P素材 470.97 -3.12 -0.66

S&P工業 764.25 -4.06 -0.53

S&P主要消費財 761.01 -3.62 -0.47

S&P金融 540.14 -7.60 -1.39

S&P不動産 265.34 +0.54 +0.20

S&Pエネルギー 558.02 -4.94 -0.88

S&Pヘルスケア 1529.01 +8.36 +0.55

S&P通信サービス 183.51 -3.84 -2.05

S&P情報技術 2348.25 -37.79 -1.58

S&P公益事業 359.46 +2.17 +0.61

NYSE出来高 8.53億株

シカゴ日経先物9月限 ドル建て 27445 - 205 大阪比

シカゴ日経先物9月限 円建て 27415 - 235 大阪比

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