[パリ 4日 ロイター] - 仏大手銀行クレディ・アグリコルが4日発表した第2・四半期決算は利益が予想を上回った。投資銀行部門の活動が記録的な水準に達した。
純利益は19億8000万ユーロ(20億ドル)で、アナリスト予想の平均を約8億ユーロ上回った。
収入は8.8%増の63億3000万ユーロ。アナリスト予想を約10%上回った。
リテール銀行部門を含む全部門で活動が増加したが、特に投資銀行が好調だった。
法人営業・投資銀行部門(CIB)の収入は実質ベースで22%増の15億8000万ユーロ。「ボラティリティーと顧客のヘッジニーズが高い状況で記録的な商業活動」が見られた。
債券・通貨・コモディティー(FICC)取引は約37%増。投資・株式部門の活動は「好調」で12.8%増加した。
ウクライナリスクで第1・四半期に積んでいた貸倒引当金の急減も利益につながった。