[北京/上海 23日 ロイター] - 中国平安保険(集団)が23日発表した上期決算は3.9%の増益だった。上期の増益は3年ぶり。
純利益は603億元(88億1000万ドル)。前年同期は580億元だった。
過去2年の上期決算は、多額の負債を抱える不動産開発の華夏幸福基業投資開発に対する540億元のエクスポージャーが響き、減益となっていた。
総収入保険料は前年比2.5%減の2836億元。個人顧客数は昨年末比3.2%増の1億2200万人。
同社は慎重な姿勢を維持。「新型コロナウイルスや下期の国内外の環境を巡り、強い不透明感が続く」とし、同社が「深刻な課題」に直面していると表明した。
傘下の平安銀行の上期決算は25.6%の増益。不良債権比率は1.02%で、昨年末から横ばいだった。