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中国CATL、第2四半期は利益2倍超 EV用電池好調

発行済 2022-08-24 14:29
更新済 2022-08-24 14:36
© Reuters.  8月24日、電気自動車(EV)用電池の世界最大手、中国の寧徳時代新能源科技(CATL)が発表した第2・四半期(4─6月期)決算は純利益が前年の2倍強に増加した。写真はC

[上海 24日 ロイター] - 電気自動車(EV)用電池の世界最大手、中国の寧徳時代新能源科技(CATL)が発表した第2・四半期(4─6月期)決算は純利益が前年の2倍強に増加した。中国当局が打ち出したEV販売促進策の効果があり、EV用電池が好調だった。

純利益は66億8000万元(9億7461万ドル)で、前年同期比164%増だった。

ロイターの算出によると、売上高は642億9000万元と、前年の249億1000万元から急増した。

CATLによると、同期の上海などのロックダウン(都市封鎖)が国内市場に一定の影響を与えたが、当局の販売促進策と各社の新型車発売を背景に需要は堅調に推移した。

主要市場の中国、欧州、米国の全体の自動車販売は新型コロナウイルスの流行やサプライチェーン(供給網)の問題で低迷したが、EVはこれに逆行して販売が増えたという。

中国汽車工業協会によると、今年上期のEVの販売台数は120%急増。一方、全体の自動車販売台数は6.6%減少した。

ただ、リチウムをはじめとする金属の価格上昇からEV用電池の利益率は21年末の22%から15.04%に低下した。

CATLは、コスト上昇の影響を和らげるために、サプライヤーとの長期契約の締結、材料のリサイクルなどの対策を講じたとした。

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