[ミコライウ(ウクライナ)/モスクワ 29日 ロイター] - ウクライナ南部の主要都市ミコライウで29日、民間住宅がロシア軍の砲撃を受け、市当局や目撃者によると少なくとも2人が死亡した。
現場にいたロイターの特派員によると、学校のすぐ隣にある住宅が砲弾を受け、この家の住人の女性1人が死亡した。
ミコライウ市のオレクサンドル・センケービッチ市長は対話アプリ「テレグラム」で、住宅や教育機関が砲撃され、少なくとも2人が死亡したと明らかにした。ミコライウ州のビタリー・キム知事は、少なくとも24人が負傷したとしている。
ミコライウは造船の中心地。交通の要所でもあることから、これまでもロシア軍の激しい砲撃を受けてきた。
ロシア国防省は、ウクライナ軍が南部ミコライウとヘルソン地域で攻勢をかけたことで多大な犠牲が出たと表明。「ウクライナ軍の攻勢は失敗した」とした。
ウクライナ南部軍司令部のナタリア・フメニウク報道官はこの日、ロシア軍に対する反撃をヘルソン地域を含む同国南部で開始したと明らかにしていた。