[ソウル 6日 ロイター] - 台風11号(ヒンナムノー)は韓国南部の巨済に上陸後、6日午前7時すぎに南東部蔚山から海上に抜けた。当局によると、数千人が避難し、1人が死亡した。
台風警報は同国のほぼ全域で解除された。
南東部の浦項市では、住民が避難中に急流に流され死亡した。また行政安全省によると、午前時点で1人が負傷し、2人が行方不明となっている。
南部を中心に約2900人が避難しており、6万6000戸以上で停電したが、午前11時現在で45%が復旧している。
この台風で空の便が数百便欠航となり、企業活動が停止したり学校が閉鎖になるなどの影響が出た。
大宇造船海洋の広報担当者は、これまでのところ造船所に被害はなく、予定通り6日午前に生産を停止したと説明した。