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トヨタ、米で燃料ポンプ巡る集団訴訟和解 1.5億ドル支払う可能性

発行済 2022-09-09 13:42
更新済 2022-09-09 13:45
© Reuters.  9月8日、トヨタ自動車は、米国でトヨタ車とレクサス車のリコールに関連した集団訴訟に暫定和解した。写真はトヨタのロゴ。上海で昨年4月撮影(2022年 ロイター/Aly Song)

[ニューヨーク 8日 ロイター] - トヨタ自動車は8日、米国でトヨタ車とレクサス車のリコールに関連した集団訴訟に暫定和解した。和解金支払い額は計1億5000万ドル相当になる可能性がある。ニューヨーク州ブルックリンの連邦裁判所に書類が提出された。確定には判事の承認が必要になる。

リコールでは計約336万台が対象となった。低速運転時などにエンジンが停止するなどの事例が報告され、燃料ポンプの不具合の可能性が指摘された。

トヨタと、同様に訴えられていたデンソー・インターナショナル・アメリカは不正行為を認めていないが、トヨタは和解を喜んで受け入れるとの声明を出した。

和解合意の対象は2013年から20年のモデルで、デンソーの低圧燃料ポンプを搭載するトヨタ車とレクサス車の所有者やリース利用者。トヨタ側は燃料ポンプの保証延長や無料のリース車貸与などのほか、リコール改修前の修理代や車両牽引、代替リース代なども弁償する。

トヨタ側はこれまでに、気温の高い米南部で問題の報告がより多いと表明していた。この不具合を巡っては20─21年に世界全体で580万台以上がリコールされた。

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