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[キーウ/モスクワ 11日 ロイター] - ウクライナの国営原子力企業エネルゴアトムは11日、ロシアが占拠したウクライナ南部ザポロジエ原子力発電所の副所長が10日にロシア軍に拉致されたと発表した。
9月末にはムラショフ所長も拘束され、その後解放されたものの、国際原子力機関(IAEA)は、同署長が復職しない見通しと発表している。
ロシアのプーチン大統領は5日、ザポロジエ原発を監督下に置き、「連邦財産」にすることをロシア政府に命じる法令に署名した。
こうした中、プーチン大統領は11日、IAEAのグロッシ事務局長と会談し、ザポロジエ原発を巡る状況について「懸念すべきもの」という認識を示した。
プーチン大統領はロシア国営放送で放映された会談の映像で、ロシアは対話に前向きで、ザポロジエ原発の運営に関する「全ての問題」について協議すると語った。
プーチン大統領はさらに、核活動に関し「過剰で危険な政治化」が起きているとも述べた。