[ワシントン 25日 ロイター] - 米政府は、現在保管している旧式の防空装備「ホーク」をウクライナに移送することを検討している。ロシアによるドローンや巡航ミサイルの攻撃からウクライナを守ることが狙い。
複数の米当局者がロイターに明らかにした。
ホークの迎撃ミサイルが提供されれば、米国がすでに供与している小型の短距離防空システム「スティンガー」を補強する形となる。
バイデン政権は国内余剰兵器の移送を許可する緊急時大統領在庫引き出し権(PDA)を活用する見通し。
ホークのシステムとミサイルを何基移送できるかは不明。米国ではホークの後継としてレイセオン・テクノロジーズが開発したミサイル防衛システム「パトリオット」が使用されている。