[28日 ロイター] - 豪ニューサウスウェールズ(NSW)州当局は28日、グレンコアによるグレンデル炭鉱の拡張申請について、地域の文化遺産に重大な影響を与える可能性があるとして却下した。
現地調査と意見公募を行った結果、既存事業の北側への露天掘り拡張について「恩恵をもたらす可能性があるものの、公共の利益にはならない」と結論づけた。
グレンデル炭鉱はNSW州アッパーハンターバレーに位置し、炭鉱予定地には植民地時代の邸宅などがある。
当局は、グレンデル炭鉱の拡張はこうした建物がある敷地や先住民アボリジニの文化遺産の価値を損なう可能性があると判断した。
グレンコアはロイターのコメント要請に現時点で返答していない。