[11日 ロイター] - 米メディア・娯楽大手ウォルト・ディズニーが、採用凍結と人員の一部削減を計画していることが、ロイターが11日に入手した内部メモで判明した。
ロバート・チャペック最高経営責任者(CEO)は、同社幹部にメモを送り、コスト管理を理由に、対象を絞った採用凍結を行うほか、「若干の人員削減」を見込んでいることを明らかにした。
CEOは「マクロ経済的な要因はわれわれにはコントロールできないが、目標達成に向けてコントロールできること、つまりコスト管理において、自らの役割を果たし続ける必要がある」とした。
8日発表した第4・四半期(7─9月)決算は、実質利益と売上高が予想に届かなかった。主力動画配信サービス「ディズニープラス」の構築費用が重荷となり、ダイレクト・トゥー・コンシューマー(DTC)部門が15億ドルの赤字を計上した。
同社は「ディズニープラス」について、損失は第4・四半期にピークに達したとし、2024年度の黒字化を目指している。