ブラックフライデーセール!大割引をInvestingProで最大60%割引開催中

午後3時のドルは上昇140円前半、上値追いに慎重 米PPI待ち

発行済 2022-11-15 15:19
更新済 2022-11-15 15:27
© Reuters.  11月15日、午後3時のドル/円は、前日のニューヨーク市場終盤(139.88/89円)から上昇し、140.37/39円付近で推移している。写真は米ドル紙幣。昨年11月撮

[東京 15日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日のニューヨーク市場終盤(139.88/89円)から上昇し、140.37/39円付近で推移している。時間外取引の米長期金利の小幅な上昇を背景にドル買い/円売りが優勢となった。今晩発表される米卸売物価指数(PPI)を控えて内容を見極めたいとの見方から、上値追いには慎重だった。

五・十日に伴い仲値にかけては国内輸入企業による買いフローが入り、140円半ばまで上昇。しかし、その後はじりじりと上げ幅を縮小した。

米消費者物価指数(CPI)後のドルの調整売りが一巡し、再びドルのポジションを構築する動きが出てきている。一方で、「ドルの買い持ちで評価損が出ている個人投資家が多く、ドルが上昇したタイミングで早めにポジションを減らしている」(国内証券のディーラー)とみられ、両者のせめぎ合いになっているという。

米連邦準備理事会(FRB)のブレイナード副議長の発言を受けて、米利上げペースの鈍化観測が広がったことも、ドルの上値を抑制した。

クレディ・アグリコル銀行の資本市場本部シニア・アドバイザー、斎藤裕司氏は「利上げペースを減速し、ターミナルレート(政策金利の最終到達点)については今後のデータ次第とするなどタカ派からニュートラルな姿勢に戻ってきている」と指摘する。

今晩発表される米PPIが下振れた場合は、再びドルの調整圧力がかかりやすい。心理的な節目の135円を割れた場合は、今年の高安の半値の132.80円付近まで下落する可能性があるという。

一方、楽天証券のFXディーリング部、荒地潤氏は、「米FRBが利上げを停止するわけでもなく、ファンダメンタルズ面では何も変わっていない」とし、「今年の3月からドルロングのポジションが膨らんでいたことから、米消費者物価指数(CPI)の下振れをきっかけに調整が入ったものの、トレンドが転換したとみるのは時期尚早だ」との見方を示す。

ドル/円   ユーロ/ドル ユーロ/円

© Reuters.  11月15日、午後3時のドル/円は、前日のニューヨーク市場終盤(139.88/89円)から上昇し、140.37/39円付近で推移している。写真は米ドル紙幣。昨年11月撮影(2022年 ロイター/Murad Sezer)

午後3時現在 140.37/39 1.0330/34  145.02/06

午前9時現在 140.08/10 1.0318/22  144.56/60

NY午後5時 139.88/89 1.0325/29  144.44/48

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます