[シドニー/ムンバイ 17日 ロイター] - ソフトバンクグループは印フィンテック企業ペイティーエムの親会社であるワン97コミュニケーションズの株式4.5%をブロック取引により2億ドルで売却した。関係筋が明らかにした。
売却価格は1株当たり555.67ルピーとしている。これはロイターが確認した取引のタームシートに記載されていた予定価格555ー601.45ルピーの下限だった。
ロイターの推計によると、ソフトバンクがこの価格で2935万株を売却した場合、売却額は2億ドルとなる。
株式売却のニュースを受けて、ワン97の株価は9%以上下落した。前日にはワン97の2021年11月の新規株式公開(IPO)における投資家のロックイン期間が終了していた。
ソフトバンクGは9月30日時点で17.5%株式を保有していた。
関係筋はミレニアム・キャピタル、セガンティ・キャピタル・マネジメントなどのヘッジファンドや、ノルウェー中央銀行などが株式購入したと明かした。
タームシートによると、バンク・オブ・アメリカが売買を主導した。
ペイティーエムやソフトバンクGなどからコメントは得られていない。