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【株式市場】日経平均は134円安、3日続落だが後場は2万8000円を回復したまま底堅い

発行済 2022-11-29 17:01
更新済 2022-11-29 17:05
© Reuters.  【株式市場】日経平均は134円安、3日続落だが後場は2万8000円を回復したまま底堅い

◆日経平均は2万8027円84銭(134円99銭安)、TOPIXは1992.97ポイント(11.34ポイント安)、出来高概算(東証プライム)11億5665万株

 11月29日(火)後場の東京株式市場は、自動車株や半導体関連株が戻しきれずに軟調だった半面、住友不<8830>(東証プライム)が一段ジリ高など不動産株の強さが目立ち、東京都の地下鉄延伸計画などを受け海外の不動産資金の一部が欧州や中国からシフトの見方。三越伊勢丹HD<3099>(東証プライム)や日本航空<9201>(東証プライム)なども一段と強含み、石油資源開発<1662>(東証プライム)も一段強含んだ。日経平均は156円安で始まり、2万8000円(162円安)を回復したまま小動き続け、大引けまで大きな動きなく3日続落となった。

 後場は、資生堂<4911>(東証プライム)が一段と強含み、中国の防疫・衛生管理当局が夕方に会見と伝えられたようで都市封鎖などの緩和、経済活動活発化への期待が広がったとされ、東邦亜鉛<5707>(東証プライム)も産業需要再燃の期待などで一段と強含んだ。ディーエムソリューションズ<6549>(東証スタンダード)は株主優待品の要望の多い品への復活や決算説明会の質疑開示など好感され一段高。旅工房<6548>(東証グロース)も海外旅行の取り扱いが国内旅行を上回る点など注目され一段高。

 東証プライム市場の出来高概算は11億5665万株(前引けは5億6829万株)、売買代金は2兆7239億円(同1兆3603億円)。プライム上場1836銘柄のうち、値上がり銘柄数は509(前引けは433)銘柄、値下がり銘柄数は1246(同1338)銘柄。

 また、東証33業種別指数は10業種(前引けは6業種)が値上がりし、鉱業、空運、非鉄金属、銀行、石油石炭、保険、陸運、不動産、鉄鋼、倉庫運輸、が上げた。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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