■業績動向
(1) 2015年2月期決算動向
4月14日付で発表されたキャリアリンク (TOKYO:6070)の2015年2月期の業績は、売上高が前期比20.3%増の13,948百万円、営業利益が同179.9%増の831百万円、経常利益が同190.6%増の822百万円、当期純利益が同201.2%増の487百万円と大幅な増収増益決算となった。
主力のBPO関連事業において、売上高が前期比35.9%増収と好調に推移したほか、業務処理の効率化が進展したことで収益性が向上したことが大幅増益につながった。
また、2014年9月22日修正の会社計画に対しても売上高、利益ともに上回る格好で着地している。
事業別の売上動向を見ると、BPO関連事業の売上高は前期比35.9%増の8,410百万円と大幅増収となった。
増収の主たる要因は、民間企業向けの主力大型案件(復興関連、金融関連、事務処理センター関連等)の業務量がいずれも順調に拡大したことが挙げられる。
また、その他民間向けの新規受注も好調に推移した。
一方、官公庁向けBPO大型プロジェクト案件が2014年2月期に終了した影響で減収となったものの、消費増税に伴う臨時給付金案件など地方公共団体向けの受注を想定以上に獲得できたことで2014年9月22日修正の会社計画を上回った。
CRM関連事業の売上高は、前期比10.0%減の3,040百万円と唯一減収となった。
テレマーケティング業界の需要回復が鈍く、テレマーケティング事業者への派遣が低調に推移したことに加えて、2014年2月期に終了した大型コンタクトセンターの案件を埋める案件を獲得できなかったことが影響した。
一般事務事業の売上高は前期比2.1%増の950百万円と堅調な推移となった。
企業収益の回復を背景に、一般事務案件の需要も持ち直しの動きが出てきており、金融機関向けの事務案件など新規案件を獲得できたことが増収につながった。
製造技術系事業の売上高は前期比40.7%増の1,546百万円と急回復した。
食肉加工、機械部品、医薬品メーカーなど、既存顧客での業務量が拡大したことに加え、新規受注案件の獲得が進んだことも増収に寄与した。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
主力のBPO関連事業において、売上高が前期比35.9%増収と好調に推移したほか、業務処理の効率化が進展したことで収益性が向上したことが大幅増益につながった。
また、2014年9月22日修正の会社計画に対しても売上高、利益ともに上回る格好で着地している。
事業別の売上動向を見ると、BPO関連事業の売上高は前期比35.9%増の8,410百万円と大幅増収となった。
増収の主たる要因は、民間企業向けの主力大型案件(復興関連、金融関連、事務処理センター関連等)の業務量がいずれも順調に拡大したことが挙げられる。
また、その他民間向けの新規受注も好調に推移した。
一方、官公庁向けBPO大型プロジェクト案件が2014年2月期に終了した影響で減収となったものの、消費増税に伴う臨時給付金案件など地方公共団体向けの受注を想定以上に獲得できたことで2014年9月22日修正の会社計画を上回った。
CRM関連事業の売上高は、前期比10.0%減の3,040百万円と唯一減収となった。
テレマーケティング業界の需要回復が鈍く、テレマーケティング事業者への派遣が低調に推移したことに加えて、2014年2月期に終了した大型コンタクトセンターの案件を埋める案件を獲得できなかったことが影響した。
一般事務事業の売上高は前期比2.1%増の950百万円と堅調な推移となった。
企業収益の回復を背景に、一般事務案件の需要も持ち直しの動きが出てきており、金融機関向けの事務案件など新規案件を獲得できたことが増収につながった。
製造技術系事業の売上高は前期比40.7%増の1,546百万円と急回復した。
食肉加工、機械部品、医薬品メーカーなど、既存顧客での業務量が拡大したことに加え、新規受注案件の獲得が進んだことも増収に寄与した。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)