[15日 ロイター] - 自動車レースF1のメルセデスは15日、来季からミック・シューマッハー(ドイツ)がリザーブドライバーとしてチームに加入すると発表した。
フェラーリで一時代を築いて個人総合優勝7回の記録を持つミヒャエル・シューマッハー氏を父に持つミックは、同じく優勝7回のルイス・ハミルトン、ジョージ・ラッセル(ともに英国)のバックアッパーとして全グランプリに帯同する見込み。
メルセデスのトト・ウォルフ代表は声明で「ミックは才能ある若いドライバーで、加入をうれしく思っている。彼はハードワーカーで、冷静で整然としたアプローチをする。ドライバーとして学び、向上することになお意欲的だ」と評価した。
ミックは2019年にフェラーリの若手ドライバープログラムに参加し、20年にF2で優勝。21年にフェラーリがパワーユニットを供給するハースでF1デビューを飾ると、昨年もフェラーリでリザーブドライバーを務めたが、先ごろ契約を延長しないことで相互合意したことが発表されていた。
ミックは「これを新たなスタートと捉え、ただただ興奮し、信頼してくれたトトとチーム全員に感謝している。F1はとても魅力的な世界で、学ぶことは尽きない。もっと知識を吸収し、メルセデスチームのために全力を尽くしたい」と意気込んだ。