[東京 10日 ロイター] - 安川電機は10日、2023年2月通期(国際会計基準)の連結営業利益見通しを前年比32.4%増の700億円で据え置いた。部品の需給逼迫の緩和による生産増加を織り込んだものの、想定為替レートを1ドル=140円から130円と円高方向に修正したため。
IBESがまとめたアナリスト22人のコンセンサス予想の平均値は676億円だった。
22年3─11月期の連結営業利益は、前年同期比20.5%増の481億円だった。セクター別では、産業ロボット事業が電気自動車(EV)化やリチウムイオン電池関連などの需要拡大により増収増益。一方、インバーターなどを手掛けるモーションコントロール(制御機器)事業では、原材料・物流費が高騰した影響で減益となった。