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大和証G、22年4―12月期純利益は39%減 ホールセールが不振

発行済 2023-01-30 18:58
更新済 2023-01-30 19:00
© Reuters.

[東京 30日 ロイター] - 大和証券グループ本社が30日に発表した2022年4―12月期決算は、連結純利益が前年同期比39.2%減の467億円だった。世界的な利上げが進み市場環境が不透明な中、ホールセール部門などが振るわなかった。

ホールセール部門は純営業収益が同22%減、経常損益が7億円の赤字(前年同期は409億円の黒字)だった。リテール部門は純営業収益が同15%減、経常利益が同44%減だった。佐藤英二CFO(最高財務責任者)は会見で「不透明な市場環境により、外国株、デリバティブで投資家の様子見姿勢が続いた」と述べた。また、前年同期に大型案件があった株式やデッドの引き受けも低調だった。

ただ、業績は回復基調にあり、10―12月期は7―9月期比で増収・経常増益を確保した。佐藤CFOは「厳しい決算だが、投資家心理は上向いており業績も改善してきている」と述べた。

23年3月期の業績予想は、経済情勢や相場環境に大きな影響を受けるとして開示していない。IBESがまとめたアナリスト7人によるコンセンサス予想では、連結純利益の平均値は659億円となっている。

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