[ロンドン 20日 ロイター] - 英スコットランドで辞任を表明したスタージョン行政府首相の後任選びで、ケート・フォーブス行政府財務相(32)が20日、出馬の意向を表明した。出馬表明は3人目となる。
フォーブス氏は2016年に議員に選出され、20年に財務相に就任。スコットランドでは14年に同性婚が合法化されたが、フォーブス氏はテレビインタビューで、自分なら合法化に反対票を投じていただろうと発言し、党内の一部から反発を買っている。
フォーブス氏は、昨年12月に可決された性別変更手続きの簡略化法案についても現在の形の法案には反対だったと述べている。同法案にはその後、中央政府のスナク政権が拒否権を発動した。
スコットランド民族党(SNP)党首であるスタージョン首相は15日に突如、首相と党首を辞任すると表明。SNPが目指しているスコットランドの英国からの独立の動きに影響が出るとの見方が広がった。
SNPは後任の党首について、3月27日まで実施する党員投票で選ぶとしている。これまでにフォーブス氏のほか、現職と元職の行政府閣僚ら2人が後任争いに名乗りを上げた。