[ワシントン/フランクフルト 3日 ロイター] - ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)傘下でオフロード車を手掛ける米スカウト・モーターズは3日、米サウスカロライナ州コロンビア近くに20億ドルを投じて電気自動車(EV)のピックアップトラックとスポーツタイプ多目的車(SUV)の製造工場を新設すると発表した。
この投資により4000人強の現地雇用を生み出し、生産台数は年間20万台余りを見込む。2023年半ばに着工し、26年末までに生産を開始する予定。
VWは先に、米国でスカウトブランドの電動ピックアップトラックとSUVを再導入する計画を発表していた。
スカウトは、米インターナショナル・ハーベスターが生産していたピックアップトラックのオフロードモデル。同社は1980年にスカウトの生産を停止。VWグループのトラック・バス部門トレイトンが2020年、スカウトの商標を所有していた米トラックメーカー、ナビスター買収して傘下に収めた。