[クアラルンプール 8日 ロイター] - マレーシア外務省は8日、南シナ海で進めるエネルギー事業に中国が懸念を示したこと受け、南シナ海での主権と国益を守ることにコミットしていると表明した。
アンワル首相は4日、マレーシアの石油会社ペトロナスによる南シナ海でのエネルギー事業に対して中国政府が懸念を表明したと明らかにした。
アンワル氏は中国との交渉に前向きだと発言し、マレーシアの主権を脅かしているとして野党から批判が上がった。
外務省は声明で、アンワル氏の発言は、南シナ海に関連する全ての問題についてマレーシアの立場を損なわず平和的に解決することを望んでいるものだと説明。「政府は南シナ海におけるマレーシアの主権や権益を守ることに明確かつ断固としてコミットしている」と強調した。