[28日 ロイター] - 世界有数の政府系ファンド(SWF)であるノルウェー政府年金基金グローバルのニコライ・タンゲン最高経営責任者(CEO)は、人工知能(AI)の規制を加速させるよう各国政府に呼びかけた。英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が28日、インタビュー記事を掲載した。
投資先の企業が倫理的にAIを活用するための指針を8月に公開すると明らかにした。
同ファンドは議会が定めた倫理指針に基づいて運営されており、指針を尊重しない企業への投資は行わない。世界の全上場株式の約1.5%を保有しており、投資先の米アップル、アルファベット、エヌビディア、マイクロソフトなどはいずれもAIを導入してビジネスの変革を進めている。
タンゲン氏はまた、来年の年次株主総会における「数万件の議案」に対する委任状投票をAIで支援することも検討すると語った。