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And Doホールディングスは23年6月期3Q累計大幅増収増益、株主優待制度再開

発行済 2023-05-17 10:27
更新済 2023-05-17 10:35
© Reuters.  And Doホールディングスは23年6月期3Q累計大幅増収増益、株主優待制度再開

[日本インタビュ新聞社] - (決算速報)

 And Doホールディングス<3457>(東証プライム)は5月12日の取引時間終了後に23年6月期第3四半期累計連結業績を発表した。大幅増収増益で、第3四半期累計として過去最高だった。ハウス・リースバック事業や不動産売買事業が牽引した。そして通期大幅増収増益予想を据え置いた。第3四半期累計の進捗率は概ね順調であり、成長強化事業が牽引して収益拡大基調だろう。なお5月8日に株主優待制度の再開を発表している。株価は株主優待制度再開や23年3月期第3四半期累計大幅増収増益を好感して急伸し、年初来高値更新の展開となった。上値を試す展開を期待したい。

■23年6月期3Q累計大幅増収増益、通期も大幅増収増益予想

 23年6月期第3四半期累計(22年7月~23年3月)連結業績は、売上高が前年同期比23.2%増の359億39百万円、営業利益が28.4%増の24億43百万円、経常利益が35.4%増の24億72百万円、親会社株主帰属四半期純利益が33.9%増の15億95百万円だった。大幅増収増益で、第3四半期累計として過去最高だった。ハウス・リースバック事業や不動産売買事業が牽引した。

 フランチャイズ事業は、売上高(調整前)が7.3%減の24億07百万円、セグメント利益(調整前営業利益)が13.0%減の15億39百万円だった。累計加盟店数(レントドゥ含む)は689店舗で前年同期比2店舗減少したが、さらなる新規加盟獲得を加速させる方針としている。

 ハウス・リースバック事業は、売上高が75.5%増の152億01百万円、利益が143.1%増の22億11百万円だった。充実した在庫を活かしてHLBファンドへの譲渡を実施した。契約件数は135件増加の922件、物件取得数は96件増加の853件、期末保有物件数は60件増加の745件、保有物件総額(過去分除く簿価ベース)は11億57百万円増加の108億65百万円となった。

 金融事業は、売上高が32.3%減の4億12百万円で、利益が19.5%減の1億27百万円だった。不動産担保融資を戦略的に縮小(融資実行件数が19件減少の72件、融資残高が23億42百万円減少の28億78百万円)しているため減収減益だが、リバースモーゲージ保証は伸長(新規保証件数が47件増加の282件、保証残高が39億85百万円増加の119億60百万円)している。

 不動産売買事業は、売上高が7.6%増の152億38百万円、利益が16.2%増の15億38百万円だった。取引件数は30件増加の445件だった。積極的な仕入により、来期に向けて在庫も十分に確保している。

 不動産流通(仲介)事業は、仲介件数の減少で売上高が22.2%減の13億78百万円、利益が19.6%減の4億20百万円だった。仲介件数は622件減少して1573件だった。減収減益だが、店舗統合などによって利益率が向上した。

 リフォーム事業は、売上高が1.8%減の18億57百万円、利益が35.9%増の1億53百万円だった。不動産流通(仲介)事業の店舗統合の影響で中古+リフォームの受注が減少したが、販管費抑制効果などで利益率が向上した。リフォーム契約件数は166件減少の1232件、完工件数は18件減少の1286件だった。

 なお四半期別に見ると、第1四半期は売上高96億12百万円、営業利益3億43百万円、経常利益2億90百万円、第2四半期は売上高158億24百万円、営業利益14億06百万円、経常利益15億63百万円、第3四半期は売上高105億03百万円、営業利益6億94百万円、経常利益6億19百万円だった。四半期業績はハウス・リースバック事業におけるファンドへの譲渡、不動産売買事業における大型物件によって変動する傾向がある。

 通期連結業績予想は据え置いて、売上高が22年6月期比12.5%増の465億82百万円、営業利益が20.2%増の34億52百万円、経常利益が12.0%増の33億円、親会社株主帰属当期純利益が11.4%増の21億78百万円としている。配当予想は4円増配の40円(期末一括)としている。連続増配予想で、予想配当性向は35.9%となる。なお株主優待制度については22年6月期末対象をもって廃止したが、5月8日に株主優待制度の再開を発表している。

 セグメント別営業利益(調整前)計画はフランチャイズ事業が10.3%増の25億38百万円、ハウス・リースバック事業が38.9%増の23億87百万円、金融事業が34.2%増の1億85百万円、不動産売買事業が5.4%減の16億円、不動産流通事業が14.7%減の6億23百万円、リフォーム事業が17.5増の2億30百万円、調整額が▲41億11百万円としている。

 第3四半期累計の進捗率は売上高が77.2%、営業利益が70.8%、経常利益が74.9%、親会社株主帰属当期純利益が73.2%と概ね順調である。成長強化事業が牽引して収益拡大基調だろう。

■株価は上値試す

 株価は株主優待制度再開や23年3月期第3四半期累計大幅増収増益を好感して急伸し、年初来高値更新の展開となった。上値を試す展開を期待したい。5月16日の終値は1090円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS111円33銭で算出)は約10倍、今期予想配当利回り(会社予想の40円で算出)は約3.7%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS706円07銭で算出)は約1.5倍、そして時価総額は約213億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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