[チューリヒ 17日 ロイター] - ドイツの機械大手シーメンスは17日、通期(今年9月までの1年間)の売上高と利益の見通しを引き上げた。また、この日発表した第2・四半期(1─3月)決算は売上高が市場予想を上回った。
売上高見通しは前年比9─11%増。従来は7─10%増を見込んでいた。
1株当たり基本利益見通しも従来の8.90─9.40ユーロから9.60─9.90ユーロに上方修正した。
過去の費用からの一部繰り戻しにより、1株利益は全体では11.61─11.91ユーロになる見通し。
同社は強い需要と大量の受注残を理由に2月にすでに通期見通しを引き上げていた。
第2・四半期には受注残高は1050億ユーロ(1155億8000万ドル)に増加した。
売上高は14%増の194億2000万ユーロ。アナリスト予想は185億9000万ユーロだった。
工業部門の利益は47%増の26億1000万ユーロで、予想の27億ユーロを下回った。