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*15:27JST 日経平均は小反落、中国景気対策期待で景気敏感株に買い
日経平均は小反落。
24日の米株式市場でダウ平均は183.55ドル高と11日続伸、ナスダック総合指数は+0.18%と3日ぶり反発。
予想を上回る改善を見せた7月製造業の購買担当者景気指数(PMI)やエネルギー会社シェブロンの好決算を背景に景気敏感株が相場をけん引。
一方、ナスダック100指数のリバランスや金利上昇などを背景にハイテクの上値は重かった。
前日に大幅高となった日経平均は反動も意識され4.45円高と小幅高でスタート。
すぐに下落に転じると一時下げ幅を3桁に広げた。
一方、中国政府の景気対策期待を背景としたアジア株高や景気敏感株を中心とした買いが相場を下支えした。
今週に控える多くのイベントを前に持ち高を傾ける動きも限られ、後場は買い戻しから午前の下げをほぼ帳消しにした。
大引けの日経平均は前日比18.43円安の32682.51円となった。
東証プライム市場の売買高は14億4079万株、売買代金は3兆877億円だった。
セクターでは情報・通信、保険、その他製品が下落率上位に並んだ。
一方、鉱業、非鉄金属、石油・石炭製品が上昇率上位に並んだ。
東証プライム市場の値下がり銘柄は全体の37%、対して値上がり銘柄は59%だった。
個別では、ソフトバンクG (TYO:)、ソニーG (TYO:)、東エレク (TYO:)、キーエンス (TYO:)、ニデック (TYO:)、ファーストリテ (TYO:)、任天堂 (TYO:)などのハイテクとグロース(成長)株の一角が下落。
東証プライムの下落率上位にはメドレー (TYO:)、ラクスル (TYO:)、Sansan (TYO:)などの中小型グロース株が入った。
インソース (TYO:)は業績上方修正も出尽くし感から急落した。
ほか、中外製薬 (TYO:)、アステラス製薬 (TYO:)、エーザイ (TYO:)の医薬品、NTT (TYO:)、KDDI (TYO:)の通信が軟調だった。
一方、前期業績を上方修正したレーザーテック (TYO:)は買い先行後に伸び悩んだが上昇で終えた。
半導体ではソシオネクスト (TYO:)、ディスコ (TYO:)なども大幅高。
業績上方修正が評価された三菱自動車 (TYO:)が急伸し、日産自 (TYO:)も大幅高となり、マツダ (TYO:)、SUBARU (TYO:)などの自動車が堅調。
川崎汽船 (TYO:)、郵船<
9101>の海運、三菱UFJ (TYO:)、りそなHD (TYO:)の銀行など景気敏感株が堅調。
原油市況の上昇や中国の景気対策への期待からINPEX (TYO:)、石油資源開発 (TYO:)、コスモエネHD (TYO:)、住友鉱山 (TYO:)、大阪チタ (TYO:)などの鉱業、石油・石炭、非鉄金属などの上昇も目立った。
日本ペイントHD (TYO:)、安川電機 (TYO:)、ダイキン (TYO:)など中国売上比率の高い銘柄も高い。
今期ガイダンスが好感されたGenky DrugStores (TYO:)、株主優待を拡充したコジマ (TYO:)は大幅高となった。
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