[東京 31日 ロイター] - 日経平均 .N225 終値 20585.24 +62.41 寄り付き 20506.55 安値/高値 20466.8─20585.24
TOPIX .TOPX 終値 1659.52 +12.31 寄り付き 1651.11 安値/高値 1648.08─1659.52
東証出来高(万株) 257185 東証売買代金(億円) 30171.26
東京株式市場で日経平均は続伸。ファーストリテ 9983.T やファナック 6954.T などの値 がさ株がさえず、指数の重しとなったが、好決算銘柄への物色が支えとなり、日経平均は おおむね2万0500円台で推移した。来週にマクロイベントを控え、全般は方向感に乏 しい展開だったが、引けにかけ先物主導で買われ、高値引けとなった。
きょうは2015年4─6月期決算の発表集中日に当たり、決算を受けた個別株物色 が強まった。朝方は前日に好決算を発表したオリックス 8591.T や関西電力 9503.T など に買いが先行。日中には明治海運 9115.T やMrMax 8203.T が決算を手掛かりにスト ップ高となった。 一方で、4─6月期が営業減益となった三菱自動車 7211.T や豊田合成 7282.T など への売りが目立った。
指数の値動きは乏しかったが、好決算に対する反応が良く、地合いは悪くないという 。楽天証券経済研究所シニアマーケットアナリストの土信田雅之氏は「週末の7月中国製 造業PMIや来週の日銀金融政策決定会合、7月米雇用統計などマクロ面でのイベントが 多く、全体の方向感はつかみにくいが、買い意欲はあるため、個別株の反応が良くなって いる」と述べた。
個別銘柄では、日本インター 6974.T が急反発。京セラ 6971.T は30日、日本イン ター株式を公開買い付け(TOB)すると発表した。産業革新機構と横浜銀行が現在保有 している株式を取得するのが狙い。京セラの傘下入りを材料視する買いが先行した。
東証1部騰落数は、値上がり1235銘柄に対し、値下がりが540銘柄、変わらず が114銘柄だった。
(杉山容俊)