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*15:35JST 日経平均は反落、金利上昇や中国株安が重しに
日経平均は反落。
東京市場が3連休となる前の先週10日の米株式市場でNYダウは反発。
7月の米消費者物価指数(CPI)が鈍化傾向となり、上げ幅は一時400ドルを超えた。
先週末11日は7月の米卸売物価指数(PPI)が予想を上回る伸びとなったが、サービス需要の強さが再確認され、ソフトランディグ期待からダウ平均は続伸した。
ただ、金利上昇を背景に11日のナスダック総合指数は反落した。
3連休明けの今日の東京株式市場は、やや売りが先行した。
米国の物価や金利の方向感が定まらず、積極的な買いは手控えられた。
一方、外為市場で朝方、1ドル=145円20銭台と10日15時頃と比べ1円20銭ほど円安・ドル高に振れたことが輸出株などの株価の支えとなり、日経平均は一時上昇に転じた。
しかし、その後は国内長期金利の上昇や中国株安などを受け、日経平均はマイナス圏で軟調な展開となった。
大引けの日経平均は前日比413.74円安の32059.91円となった。
東証プライムの売買高は15億5700万株、売買代金は3兆6668億円だった。
セクターでは鉱業、不動産、機械などが下落。
一方、ガラス土石製品、パルプ・紙、小売業などが上昇した。
東証プライムの値下がり銘柄は全体の63%、対して値上がり銘柄は33%となった。
個別では、メルカリ (TYO:)、INPEX (TYO:)、ホンダ (TYO:)、アドバンテスト (TYO:)、ソニーG (TYO:)、ルネサス (TYO:)、ディスコ (TYO:)、三菱HCキャ (TYO:)、ソフトバンクG (TYO:)、神戸鋼 (TYO:)、ニデック (TYO:)、ソシオネクスト (TYO:)が下げた。
個別の材料では、第1四半期営業利益が75.5%減となったワイエイシイ (TYO:)、第1四半期営業利益が16.4%減となったUTグループ (TYO:)、23年12月期営業利益が63.1%減予想と発表したマイクロニクス (TYO:)、24年3月期業績予想を下方修正したセイノーHD (TYO:)が軟調な展開となった。
一方、ゼンショーHD (TYO:)、シャープ (TYO:)、リクルートHD (TYO:)、マツキヨココ<
3088>、LIXIL (TYO:)、楽天グループ (TYO:)、東電力HD (TYO:)が上げた。
個別の材料では、第1四半期営業利益が43.8%増となったゲオHD (TYO:)、通期予想の営業利益に対する第1四半期の進捗率が37.4%となったライフドリンクC (TYO:)、第1四半期営業利益が48.37億円と通期予想の42.00億円を超過したダイコク電 (TYO:)、第1四半期営業利益が41.2%増で株式分割を発表したマツキヨココ (TYO:)、23年12月期業績と配当予想を上方修正したすかいらーく (TYO:)、株主還元方針と24年3月期配当予想の上方修正を発表したコスモエネHD (TYO:)が買われた。
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