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東京外為市場・午後3時=ドル83円後半、輸出企業の売りこなし高値もみあい

発行済 2011-03-01 19:42

       ドル/円   ユーロ/ドル  ユーロ/円

午後3時現在 83.74/75  1.3523/25  113.25/27

正午現在   83.74/77  1.3532/33  113.28/33

午前9時現在 83.70/75  1.3497/99  112.97/01

NY17時現在 83.75/79  1.3483/90 112.99/02

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 [東京 16日 ロイター] 午後3時のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点

と同水準の83円後半で推移している。海外市場で84円に迫り約2カ月ぶり高値をつけ

たあと、アジア時間も高値もみあいが続いた。輸出企業の売りは出てくるものの、投機筋

のドル買いがこれを吸収した。海外市場で利上げ期待が強まった英ポンド/ドルも高値圏

でもみあった。

 

 ドル/円は、海外市場で今年の高値(1月7日の83.70円)を上抜け、約2カ月ぶ

りの高値となる83.93円まで上昇した。このところ、投機筋がドル/円の買いに向か

っており、輸出企業の売りをじりじりと吸収する流れが続いている。

 15日の安値(83.19円)からは70ポイント以上の上昇になり、きょうの東京市

場では利食い売りのほか、2カ月ぶり高値圏とあって輸出企業の売りも続いた。しかし

「その割にドルは下がらない。地合いが円売りになっているため、海外高から一服した後

のドル/円の押し目買いとの攻防になっている」(国内銀行)という。

 ただ「84円からは輸出企業の売りが厚みを増すほか、オプションに絡んで84円前後

ではガンマトレードが出るため、84円の上抜けには少し時間がかかりそうだ」(国内銀

行)との声が上がっている。

 個人は83円後半ではドルの利食い売りを先行させたが、ドルの値持ちがいいことから

「このままじり高が続くようであれば、利食い売り一巡後は押し目を待たずに再び買い直

す可能性もある」(セントラル短資FX執行役員、武田明久氏)という。

 英ポンドもしっかり。15日に発表された1月の英消費者物価指数(CPI)は、前年

比で4.0%上昇した。事前予想通りとはいえ、中銀の目標の倍の伸びに加速した。さら

に、英イングランド銀行(中央銀行)のキング総裁が、オズボーン英財務相への公開書簡

でインフレ率は今後数カ月で5%に向けて上昇するとの見通しを示したことで、ポンド買

いに拍車がかかった。英ポンド/ドルは一時1.6172ドルと、15日安値

(1.6008ドル)から約160ポイント急騰した。アジア市場早朝にいったん調整が

入ったものの押しは浅く、間もなく1.61ドル後半に切り返した。

 ポンドは対円でも135円前半の高値圏でもみあい、半年ぶり高値にあたる135円半

ばを伺う動きになった。「ポンド/円にも買いが入っている。英中銀の四半期インフレ報

告をにらんでポンドのロング構築が進んでいる」(国内銀行)との声が聞かれた。

 一方「個人は利食い売り優勢。135.40円付近にはしっかり売りが出ている。利上

げ期待は強まっているが、ここから上を買うには英中銀の四半期インフレ報告など次の材

料が必要だ」(セントラル短資FX、武田氏)という。

 

  <米長期金利上昇がストップする可能性も>

 米10年債は3.63%前後の気配が続いた。8日に3.74%まで跳ね

上がったあとは上昇一服になっている。

 日興コーディアル証券シニア債券為替ストラテジスト、野地慎氏によると、9日に行わ

れた米10年債入札で間接応札比率が71.3%と過去最高を記録したことを受けて、米

債市場では、春節明けの中国による買いが入ったとの見方が広がった。

 野地氏はこれまでも、米債利回りが急上昇して魅力を増した折りに、中国の買いが入っ

て利回り上昇を押さえた経緯があると指摘。米国10年債利回りが4%を記録した

2009年6月や、4%に近付いた2010年3月には相応に大きな中長期債買い越しが

観測されており、その後米債利回りは低下したという。「今回も中国の買いがうわさされ

た10年債入札を経て10年債利回り上昇が一服している。米長期金利の上昇は、いった

ん止まる可能性がある」(野地氏)という。

 

 (ロイターニュース 松平陽子)

※( ロイターメッセージング:yoko.matsudaira.reuters.com@reuters.net 

E-mail:yoko.matsudaira@thomsonreuters.com; 03-6441-1795)

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