[日本インタビュ新聞社] - ■SQ推計値は7日の日経平均終値比69円69銭安のもよう
9月8日午前の東京株式市場で、日経平均は午前9時30分過ぎに下げ幅が400円を超え、一時455円50銭安(3万2535円58銭)まで下押す場面があった。その後は持ち直し、下げ幅を300円台に縮めている。
日経平均への寄与度の大きい半導体関連株が米NASDAQ指数の4日続落、為替介入への警戒感などを受けて軒並み軟調に始まった上、8日は先物とオプション各9月物のSQ(清算値、行使価格)を算出する「ラージSQ算出日」に当たり、先物、オプションと現物株を組み合わせた投資に絡む売買注文が朝寄りの現物株売買に加わる。この注文がやや売り優勢になったもようだ。
半導体関連株には、中国が政府系機関や国有企業の役職員に対し米国製スマートフォン(とりわけ「iPhone」)の使用を禁じる方針を打ち出したと伝えられたことなどが逆風となっている。また、SQには日経平均型とTOPIX型があるが、日経平均型のSQの推計値は3万2921円39銭(7日の日経平均終値比69円69銭安)前後になったもよう。確定値は大引け後に開示される。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)