[28日 ロイター] - 全米自動車労働組合(UAW)は米3大自動車メーカー(ビッグ3)に提案した賃上げ要求を従来の約40%から少なくとも30%に引き下げる考えと、ブルームバーグが28日、関係者の話として報じた。
報道によると、一般的な賃上げのほか、生活費調整(COLA)も考慮に入れているという。また少なくとも30%の賃上げなら自動車産業の非組合員の関心を呼び起こし、UAWの加入者数拡大に寄与することが期待されるとした。
報道を受け、ゼネラル・モーターズ(GM)、フォード・モーター、ステランティスの米上場株の株価が上昇した。
これとは別にUAW幹部によると、UAWはステランティスに対し新たな提案を提示したという。
UAWのショーン・フェイン委員長は東部時間29日午前10時(日本時間午後11時)にオンライン演説でUAWによる次の措置を発表する予定。