[4日 ロイター] - 米アルファベット傘下のグーグルは4日、自社のバーチャル・アシスタントに、対話型人工知能(AI)「Bard(バード)」の生成AI機能を追加すると明らかにした。
グーグルはニューヨークで開催されたハードウェア・イベントで、ユーザー個人に合った支援を提供することを目的にバーチャル・アシスタントにバードの生成AI機能を追加すると説明。バーチャル・アシスタントが旅行の計画を立てたり、電子メールを処理し、フォローアップの質問をするなどといったことができるようになるという。
グーグル・アシスタントとバード担当バイスプレジデント、シシー シャウ(Sissie Hsiao)氏はロイターのインタビューに対し「バーチャル・アシスタントに簡単な質問をするだけで済む。これは非常に強力なコンセプトだと考えている」と述べた。
シャウ氏によると、グーグル・アシスタントの新バージョンが携帯電話のカメラとマイクにアクセスし、写真や音声を大規模な言語モデルに入力されるようにすることで、質問に答える手助けをする。
グーグルは新バージョンは「近いうちに」テスター・プログラムで利用可能になるとしたが、一般的なリリースの日程については明らかにしていない。アンドロイドのほか、アップルのモバイル・オペレーティング・システム、iOS(アイオーエス)向けのバージョンをリリースするという。