Shinichi Uchida
[東京 6日 ロイター] - 日本企業成長投資系の投資ファンドは6日、「メガネスーパー」などを展開するビジョナリーホールディングスへの株式公開買い付け(TOB)を行うと発表した。普通株は1株200円(6日終値は110円)で10日から11月21日まで買い付ける。新株予約権も対象とする。TOBを含む一連の取引でビジョナリーHDの非公開化を図る。
ビジョナリーHDの筆頭株主で32.33%の株式を保有するエムスリーもTOBに応募することなどで合意しているという。TOB成立後の再投資により、間接的な形態でファンド側75%、エムスリー25%の出資比率が想定されている。
エムスリーは、一連の不正行為を受けてビジョナリーHDの経営体制強化が「喫緊の課題」と指摘。再建に向けて管理体制など課題は多いが、事業面では引き続きシナジー効果の可能性があると判断した。
ビジョナリーHDはTOBに賛同意見を表明し、株主には応募を推奨することを決めた。