(内容追加しました。) [上海 20日 ロイター] - 上海総合指数 .SSEC 前営業日比 売買代金概算 大引け 3664.2907 129.8187安 5005.9億元(上海A株) 高値 3788.0054 安値 3663.6067 前場終値 3779.0990 15.0104安 2701.7億元(上海A株) 寄り付き 3754.5667 39.5427安 前営業日終値 3794.1094 45.9455高 5985.5億元(上海A株)
ハンセン指数 .HSI 前場終値 22878.61 289.24安 515.5億香港ドル 寄り付き 22973.87 193.98安 前営業日終値 23167.85 307.12安 917.7億香港ドル
20日の中国株式市場は、後場になってから下げ幅を拡大、大幅に反落して取引を終 えた。中国の景気減速への懸念が根強く、不安定な投資家心理が浮き彫りになった。 上海総合指数 .SSEC の終値は129.8187ポイント(3.42%)安の366 4.2907。 上海と深センの株式市場に上場する有力企業300銘柄で構成するCSI300指数 .CSI300 は124.682ポイント(3.21%)安の3761.454。
市場は薄商いで、投資家の多くは依然様子見姿勢をとっている。 30社ほどの上場企業(多くは小型株)が政府系投資会社からの投資を受けたと19 日に開示したことで一部の小型株が上昇し、前場ではわずかな反落にとどまった。しかし 、後場中盤になって株価は下げ足を速めた。
AJ証券のアナリスト、Hou Yingmin氏は「政府は市場を下支える意思を持っている が、その能力があるかどうかは疑わしい」と述べ、弱い経済、資本流出などマイナス要因 を挙げた。同氏は「新規資金の流入がなければ、反発しても持続可能な上昇ではない」と も述べた。 幅広いセクターで売られた。CSI300指数構成銘柄のなかでは、輸送株<.CSI300 TRANS>や不動産株 .CSI300REI (2.95%安)が下落を主導した。複数のアナリストが 一段の元安は新規資金の流出を招くと発言。不動産市場の圧迫要因となった。 投資家は、政府系ファンドの中央匯金投資や、中国証券金融公社などが保有する上場 企業銘柄を買っている。 中央匯金投資から投資を受けていると表明した生地染料メーカーのShanghai Anoky G roup 300067.SZ 、光学製品メーカーのSVGオプトロニクス 300331.SZ 、風力発電機械 メーカーのShanghai Taisheng Wind Power Equipment Co 300129.SZ などの小型株が上昇 。 上海市場では、不動産開発株 .SSEP が約5%安となった。 個別では、緑地控股 600606.SS は9.99%の大幅安。保利房地産 600048.SS は4 .05%安。
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